のらりくらりと

エレファントカシマシや音楽のあれこれ

祝 エレカシ30年目の野音‼️②

静かに始まったのは「シグナル」

大好きな曲だから嬉しい

 

「どの道俺は道半ばに命燃やし尽くす その日まで咲き続ける花となれ」

「道に咲く花のやうに 本当さ いつかこの空ひとりじめ」

特に好きなフレーズ

静かに熱を帯びたエレカシの歌は胸を打つのだ

宮本さんは花が既に咲いていることを知っている。

だからきっと心の中にはこの詞が在り続けているんだな

 

この日の宮本さんは手を挙げて「太陽がまぶしいぜ」と一番に声を張って歌う

私の胸の高鳴りもどんどん増していった

エレカシはやっぱりいい。

この一曲で、この先もずっとエレカシファンでいようと思った。

 

愛の夢をくれ」

これもポニーキャニオンで一番好きなアルバム「愛と夢」の1番か2番目くらいに好きな曲だ

 

すごく激しいバンドの曲だった。最後のラストスパート、宮本さんのギタープレイも激しくなる(このせいでチューニングが狂い次曲「孤独な旅人」がすぐ始められなかった)

終いには「ハーッハッハッハッ!」と何故か狂気の笑いを見せて終わった

原曲も良いけど(原曲もいいからか)、生バンドの曲もかなり良い。

 

激しく弾いたからチューニングが狂ってしまったと、何やら石くんにヒソヒソ話をし、チューニングし直して始めた「孤独な旅人」

この曲を歌っている宮本さんの声は優しくて癒される。

心地のいい音の波に体をユラユラ揺らしながら聴いていた。

 

「面影」

しとしと雨が降る夏に相応しい歌だ

「負け犬にさえもならない今の俺」と歌う宮本さんの心情はいかに。特に意味はないのだろうか

これも静かにその時の宮本さんのリアルタイムを歌っている感じがして好きなナンバー

演奏も歌もとても安定していて良かった。

 

正直ここまでで既に私の興奮はピークを迎え、ゲストが来てからは何やらわちゃわちゃし始めて集中力が切れたのだった。

小さいステージのため仕方ないけど、演者の入れ替わりが激しかった。

ゲストは蔦谷さんと金原さん、笠原さんペア、ミッキー、土方先生(宮本さんが大先生と言う)だった。

 

土方さんのギターがとても良かった。

今宵も四月の風のアコギも弾く人によってこんなに音色が変わるものだと思った。なんというか、伴奏に徹しているようなギター

宮本さんは土方さんのギターを聴かせようとバンド演奏のボリュームを下げる。

悲しみの果てでもアドリブでギターソロを弾いていた。宮本さんのギターと交差させながら弾いたりなどして、とてもかっこよかったし当たり前だがベテランの風格を感じた。

ひらまのミッキーと石くんと土方さんと3人で横並びに弾いてる姿も微笑ましかった。

 

あと印象に残ったのは「武蔵野」

ドラミングが最高な曲だけど、生で聴くとこんなにいいものだと感じることができた。

 

他にも色々書きたいが、長くなるのでこれで最後

「星の降るような夜に」

アンコールの最後はこれだった。

「歩こうぜ、歩こうぜ、長い坂道を」「坂を登りゃ眺めのいい秘蔵の場所」

こうやって呼びかけられたら応えるしかない。

石くんとも肩を組んで2人で「歩こうぜ!」と叫ぶ。

このライブを締めるのに相応な明るい曲だった。

 

セットリストは期待していたのと違ったけれど

とても盛り上がった。雨だからかもしれない。

宮本さんも雨だからか頑張っていた。ステージに座って歌ってみたり

みんなカッコいいぜ、ノリがいいぜ!と上機嫌

 

たまにはこんなライブもいいよね?!と観客に聞いていた宮本さん。

 

30年目の野音おめでとう。